ThinkPad701C
原点回帰?
下ごしらえ
PCカード始末
Windows3.1を導入
Win3.1での必須アイテム

May 30, 2003

原点回帰?

0465amh.gif
いま、自宅で使ってるメインマシンはこいつ。ThinkPad701C。 486DX4-75MHz。ネタじゃなくて、マジなはなし。 もちろん遅いけど液晶はきれいだし、キーボードは大きくて使いやすいし、なってたってキーボードのギミックだけで所有感を充足させてくれる。 いまはWindows95を入れてて、やることといえばWEBのブラウジングとメールの読み書きぐらい。それほど不自由なく使えているわけだけど、やっぱり我慢ならないのはWindowsの起動時間の長さ。 もう、どうしようもなく長くなってきて、さすがに何とか打開しないとこの先使い続けていけそうにない。

で、短絡的かもしれないけど、ここは身の丈にあったシステムで運用するということで、いっそのことWindows3.1でいってみよう、と思い立った。
いまさら〜?という気もするが、230Csでの運用経験もあるし、なんとかなるだろう、と。

ということで、今後ThinkPad701C + Window3.1 のネタを書き連ねてみようと思う。

Posted by mura at 6:53 PM

June 1, 2003

下ごしらえ

手元にあるのはTP701C本体と、中古で購入した1.6GBのHDD。
Windows3.1をインストールしようとしているのだが、まずインストールしなければならないのはDOSである。あくまでもOSはDOSでWindows3.1はシェルにしかすぎないということ(デカすぎるシェルだけど)。
ともかく、インストールしたいDOSはPC-DOS2000。メディアはCD-ROMである。フロッピーベースのMS-DOS6.2も手元にはあるのだが、PC-DOSのほうにはノートPCに欠かせないPCMCIAドライバがついているので、ぜひこっちを使いたい。(※結果的にこのPCMCIAドライバ=PCM+は701Cではほとんど役に立たなかった。が、それはあとの話。)
しかし、TP701Cで使えるCD-ROMドライブはなく、ここはひとつLAN越しのインストールというのをやってみた。

ということで、まずインストール用の起動フロッピーの準備。
参考にさせていただいたサイトはこちら
こちらのサイトでは、起動ディスクを作成するのにWindows98でフォーマットされているようだが、PC-DOSをインストールするためにはPC-DOSでフォーマットして、PC-DOSのシステムを入れていかないといけない(ハズ)。(PC-DOSでフォーマットしようと思ったら、PC-DOSがインストールされているシステムがないとダメなんすけど、それは準備済みということで^^;)
さらに、お手本にしたがってWorkGroup Connectionを入れて、formatやfdiskも入れておく。
出来た起動フロッピーのconfig.sysとautoexec.batは以下の通り。お手本のサイトにあるのとは違うシステムを使ったので、キーボードのドライバなどが違う。

[config.sys]
COUNTRY=081,932,COUNTRY.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
device=lanen.exe /IRQ:5 /IOP:300
device=a:\NET\protman.dos /i:a:\NET
device=a:\NET\workgrp.sys
device=a:\NET\le10nds.dos
LASTDRIVE=Z

[autoexec.bat]
SET PATH=a:\NET
keyb.com jp,932,keyboard.sys
a:\NET\net start

まず、このディスクで領域確保とフォーマットをしてTP701CのHDDを使えるようにしておく。
つぎにネットワークを使ってPC-DOSのCD-ROMの内容をHDDにコピー。(もちろん、CD-ROMから直接インストールも可能だと思うが、今回はHDDに少し余裕があるので。)

ネットワークカードには、pciのENW-3503-Tというのをつかった。
このカードにはDOS用のドライバだけでなく、カードイネーブラも添付されていて便利。(速度は遅いけど。)
上記のconfig.sys中のlanen.exeがカードイネーブラである。

ついでに、Workgroup Connectionの設定ファイルは以下の通り。

protocol.ini

[network.setup]
version=0x3100
netcard=ms$le10nds,1,MS$LE10NDS
transport=ms$netbeui,MS$NETBEUI
lana0=ms$le10nds,1,ms$netbeui

[protman]
DriverName=PROTMAN$
PRIORITY=MS$NETBEUI

[MS$LE10NDS]
DriverName=LE10NDS$
IOADDRESS=0x300
INTERRUPT=3

[MS$NETBEUI]
DriverName=netbeui$
SESSIONS=6
NCBS=12
BINDINGS=MS$LE10NDS
LANABASE=0

で、あとは母艦となるPCのCD-ROMドライブを共有して、TP701C側にテンポラリディレクトリを使ってPC-DOSの\dos7vディレクトリの内容をコピー。
と、書いてしまえば簡単だけど、ここまでくるのにいろいろ失敗もしているわけで、ここに書いたほどスムーズに進んできているわけではない。

いよいよPC-DOSのインストールなのだが、上記の起動ディスクではじめようとすると、日本語フォントがインストールされていないので、インストール時に出てくるメッセージの類が文字化けしていて先に進めない。
うー、やっとここまで試行錯誤を繰り返してたどりついたのに、ここでこういう文字化けが出たりすると、もうほんとグッタリ。
気を取り直して、以前つくっておいたWindows95用の起動ディスク(もちろん日本語がつかえるやつ)で起動させてから、HDDにコピーしておいたPC-DOSのディレクトリのSETUPを実行。そしてインストール。
なんか変な感じだが、考えてみれば、このときは別に起動するシステムはなんでもいいわけだ。

以上で、やーっとWindows3.1を入れる下ごしらえが出来た。

Posted by mura at 11:49 AM

June 12, 2003

PCカード始末

Windowsを入れたいところだが、その前にもう一つやることがあった。PCカードを使えるようにしなくてはならない。

PC-DOS2000に同梱されてるPCMCIA用のドライバをセットアップして、LANカード(pci製ENW3503TX)を認識させようとするのだが、どうも、これをLANカードとして認識してくれない。
認識してくれないので、メモリアドレスやらのその後の設定もできない。いきなり、ちょっとお手上げである。
まあ、このカードはEnablerがあるからいいや、と思い直して、デジカメでフォーマットしたCFカードを読ませてみる。これはWin9xなんかではATAカードとして認識されるものだ。
しかし、これも正しく認識しない。カードがATAカードであることはわかってるみたいなのだが、フォーマットが違うとか言ってくる。
やれやれ開幕2連敗である。どうしようか。

仕方がないので、以前TP230Csに付いてきたEZPLAYというカードドライバを入れてみることにする。これは有名なPlay At Willのサブセットという話を聞いたことがある。
有名なソフトだし、230Csのときはかなり役に立ってくれた実績がある。でも、LANカードは認識できなかったよな。。。とあんまりよい材料でない記憶も同時によみがえる。

とにかく、もとのPCM+の設定を外して、EZPLAYをインストール。
LANカード(ENW3503TX)は、やっぱりいろいろ設定をいじってみたものの認識できなかった。まだまだ未熟だな。
一方でCFカードは無事読めた。これで、目的の半分は達成といったところ。
で、LANカードのほうは仕方がないので専用のEnablerで動かすことにした。ランプはついているので、とりあえずは成功ということだろう。ちゃんと使うことができればいいのだけど。

Posted by mura at 6:55 PM

June 13, 2003

Windows3.1を導入

で、いよいよWin3.1のインストール。
インストールするだけなら、なんてことはないのだけど、基本的にWin3.1ってネットワークに関するサポートがないわけで、LANを使ったりInternetを使おうと思ったら、それなりの仕込みをしてやらなきゃならない。

ウチは簡単なルータを使って家庭内LANを構成していて、ルータ越しにダイアルアップでInternetに接続している。LANを構成しているマシンはWindowsマシンで、いわゆるWindows Networkでファイル共有とかプリンタ接続を利用している。LANのプロトコルはNetBEUI。
こういう環境にWin3.1のマシンを参加させたいわけで、やりたいことは共有ファイルの利用、共有プリンタの利用、Internetへの接続といったところ。

やり方はいくつかあると思う。

まず、LANの利用にはMS LAN ManagerなどのDOS用のLANツールを利用する方法。
これならフリーで手に入れることが可能で、ほとんど問題なく他のWindowsマシンに接続可能である。Win3.1でもLAN ManagerやWorkgroup Connectionなどにはちゃんと対応している。
問題は結構リソース食いなことで、コンベンショナルメモリの消費量がかなり多い。
プロトコルをNetBEUIに限ればなんとかなるが、TCP/IPを使うと、多分Win3.1を動かすのは多分困難だ。

仮にLANをLAN Managerで利用したとして、Internetはどうするか。これもいくつか選択肢がある。
一つは、LAN Managerなどで使うNICのNDISドライバにかぶせるパケットドライバ、DIS_PKTを利用する方法。
もうひとつは、NDISドライバとは関係なくNIC専用のパケットドライバを利用する方法。
いずれにせよパケットドライバを使って、さらにWindows用のTCP/IPスタックのTrumpetに同梱されているWINPKTというドライバをロードして利用することになる。
あと、LAN ManagerのTCP/IPを利用して、という方法もなくはないが上述の通りメモリ的に無理が多いと思われる。

しかし、これまで Win3.1+LAN Manager(およびWorkgroup Connection)+DIS_PKT+WINPKT+Trumpetでの接続は経験があるので、今回は何か違うことがやりたい。
LAN Managerなどを使った方法では、ファイル共有にしてもクライアントしてのみLANに参加でき、けしてホストとはなり得ない。そこで、Win3.1でホストとしても機能させる方法として、WFW3.11(Windows for Workgroup 3.11)を利用することにした。

WFWはWin3.1にネットワーク機能を追加したバージョンで、ファイル共有やプリンタ共有なんかができて、後のWin95とかなり近いことができるようになっている。日本語版が出なかったのはWin95の日本語版製作へリソースを回すためだったというような話をどこかで読んだ気がするが、その間日本のユーザは指をくわえて待つだけの状況が続いたわけだ。

で、そのころWFWを日本語化して使ってやろうという動きがあったらしい。
Win/Vを利用して日本語化するという方法、
強引にWFWの上に日本語Winをインストールして手を加える方法、
日本語版Win3.1にWFWから必要なファイルを移植する方法、などなど

今回はWFW/Vというものを使った。これはどちらかというと3つ目の方法をつかって日本語版Win3.1にWFW3.11に必要なファイルをコピーするツールである。
WFW/Vはシェアウエアとして提供されているが、ノンレジスト版でも十分使えそうなので、とりあえず試すだけなら問題なさそうである。

しかしWin3.1は手持ちがあるからいいものの、英語版WFW3.11なんてどこで手に入れるんだよ?って感じなのだが、じつはWFW3.11もしっかり入手済みなのだ。
今回のこのTP701Cのことよりずっと前に、どういうわけかアキバで手に入れていた。そのときは何に使うか考えもせずに、何となく安かったので買ったというだけだったのだが。

さて、インストールの実際だが、WFW/Vのドキュメントに従えばさして難しいことはない。
日本語版Windows3.1を普通にインストールし、そのあと別のディレクトリにWFW3.11をインストールする。
両方が揃ったあとでWFW/VをつかってWFWから必要なファイルをコピー。
その後、マニュアルで書き直すべきいくつかのファイルに手を入れてやるだけである。

このような作業中も日本語のWin3.1は普通に動作するので、ファイルの編集などに使うことができて、何かと便利だ。

合体作業がおわったら、WFW用のTCP/IPスタックを用意する。tcp32b.exeというのがその名前だ。MSから供給されているもので、この名前で検索すればいくらでもヒットするので見つけるのは簡単だろう。ただし、英語版でないものもあるようなので注意。

あとはこれをインストールして、DHCPとかGatewayとかDNSとかおなじみの設定をしてやればOK。これでWinsockを利用するアプリケーションが利用可能になった。

Posted by mura at 7:06 PM

June 30, 2003

Win3.1での必須アイテム

実は、前回のエントリから今日までの間に、我が愛機TP701Cには、いろいろとドラマチックな出来事が巻き起こっている。
まずは、電源が入らなくなるという事件。(それはまた別項で紹介させてもらうことに) やっとその現象を乗り越えたと思ったら、今度は、キーボードに異常発生。一部キーが認識されないのだ。これはまだ解決していない。
と、そんなわけで、現時点でTP701Cは現役登板ができなくなり、故障者リスト入りしている状態で、次いつまともに動けるかはわからない。
しかし、TP701Cのシリーズをこのまま終わらせるわけにもいかないので、とりあえずはWindows3.1の使い勝手向上に関する話など。

日常の仕事でWin9x以降のインターフェイスに慣れていると、Win3.1に戻ってきたときに「うーむ」と思わされてしまうことがいくつかある。
まずは「スタートボタンが無くて、どっから始めていいかわかんねぃ」ってことと、「いま、何のアプリ立ち上げてたか忘れちまった」ってこと。
その回避のために、ワタシが愛用させていただいているのは、次の2つのツール。

・アプリケーション・ランチャーのZOO
・タスク・スイッチャーのRyu's Task Switcher

これら2つをスタートアップに登録しておくことによって、かなり操作感は改善される。
まず、「Alt」+「Tab」でアイコンとアプリ名しか表示しない標準のタスクチェンジャに代わり、Ryu's Task SwitcherはWin95以降とよく似た感じで、アイコンの一覧とアプリケーション+文書名を表示してくれる。
エディタで複数の文書を開いているときなど、これがないとはっきり言ってWin3.1ではさっぱりワヤである。
で、他のアプリが必要なときには、そのタスクスイッチャでZOOを選択して前面に出してきて、クリック一発で起動できる。
このZOOもアプリの登録が簡単な上、縦横のレイアウトや、アイコンの大きさなども選べるので、実に使いやすい。

そしてもう一つ忘れちゃいけないのが、

・ファイルマネージャ拡張メニュー

ってやつだ。
ワタシはいまだにファイル操作はエクスプローラよりファイルマネージャのほうがずっとやりやすいと思っている人間なのだが、これがあればファイルマネージャにとってまさに鬼に金棒である。
数多くの機能があるが、なかでも特筆すべきは「書庫ファイルの作成/追加(LZH)、解凍/閲覧/削除」と「右クリックメニューのカスタマイズ」だろう。

ここまで揃うと、右手マウス、左手キーボード、という組み合わせで画面上のウィンドウやファイルなどの操作はほぼ滞りなくできてしまう。(多分、Win9xの標準状態よりもずっと使いやすい。)

まあ、逆に言えば、こういう基本的なオペレーションですらサードパーティにツールを使わなければ、まともにならないという未熟なオペレーションシステムだった、ということだけどね。

Posted by mura at 4:31 PM