DOSにおけるメールやFTP、WWWなどの利用については既に多くのサイトにおいて語られており、あえてここでくりかえすまでもないと思うので、それらのツールを利用できるようにするためのパケットドライバの導入についてまとめておきたいと思う。
ここでは、前項で紹介したLAN Manegerが導入されている環境にパケットドライバを導入するものとする。
(なお、LAN Managerはc:\lanmanにインストールされているものとしている。)
まず、DIS_PKT9.DOSというドライバをダウンロードしてくる。(適当にこの名前で検索すればヒットするはず。)
つぎに適当な場所にdis_pkt9.dosを置く(ここでは、c:\lanmanの直下に置いた)。
config.sysのLAN Managerの該当部分に、以下のようにdis_pktの記述を書き加える。
config.sys(該当部分)
devicehigh=c:\lanman\drivers\protman\protman.dos /i:c:\lanman
devicehigh=c:\lanman\dis_pkt9.dos <--- 書き加えた行
devicehigh=c:\lanman\drivers\ethernet\lpca2\lpca2.dos
さらに、c:\lanman\protocol.iniにもパケットドライバに関する記述を加える。
protocol.ini(全文)
[PROTMAN]
DRIVERNAME = PROTMAN$
DYNAMIC = YES
PRIORITY = NETBEUI
[NETBEUI_XIF]
Drivername = netbeui$
SESSIONS = 6
NCBS = 12
BINDINGS = "LPCA2_NIF"
LANABASE = 0
[pktdrv] <--- 追加したエントリ
drivername = pktdrv$
bindings = LPCA2_NIF
intvec = 0x60
chainvec = 0x66
[LPCA2_NIF]
DRIVERNAME = LPCA2$
IOBASE = 0x0240
INTERRUPT = 10
以上である。(やってみると、ダイアルアップによる設定よりもはるかにシンプルに済んでしまい、少々拍子抜けの感がないでもない。)
ちなみに、このようなパケットドライバを導入した上でのテキストブラウザBobcat-Jに関する設定は次のようなものだ(Bobcat-JはC:\WWW\BOBCATにインストールされているものとする)。
[c:\www\bobcat\wattcp.in_]
hostname = IT20 ; machine name
nameserver = 210.***.***.*** ; 適当なDNSのアドレスを記述
gateway = 192.168.1.1 ; 適切なGatewayのアドレスを記述
domainslist="hogehoge.jp" ; 適当なドメイン名を記述
SOCKDELAY=100
[bobcat.bat]
@echo off
set WATTCP.CFG=c:\www\bobcat
c:
cd \www\bobcat
if exist wattcp.cfg del wattcp.cfg
rem DHCP利用
copy wattcp.in_ wattcp.cfg
dhcpc >> wattcp.cfg
set TEMP=c:\_temp
lynx
cd \
dhcpc -r
以上。
ここでは、naohiro nishikawa氏によるdhcpc.exeを利用して、DHCPを用いたIPアドレスの指定を受けている。このdhcpc.exeというソフトウェアはパケットドライバで利用できる数少ないDHCPクライアントであり(ワタシの知る限りでは唯一のもの)、作者のnaohiro nishikawa氏には深く感謝したい。
ただし、このクライアントではgatewayやdnsについての情報は取得できないので要注意である。dhcpc.exe同梱のドキュメントにもあるように、このdhcpc.exeはアルファ版であって、必要最小限の機能しか実装されていないということなのであろう。
gatewayが取れないことで、すこし都合の悪いこともあって、それは別の方法で回避することができたのだが、それはまた別項を設けて書きたいと思う。