オリジナルのメニュー画面からは、CPUの動作速度について高速、低速それぞれの継続時間や、「電源」キーの機能を電源オン/オフかサスペンドにするかの設定することが出来た。そしてそこで設定した低速モードの継続時間が切れるとサスペンドするわけである。
オリジナルのメニューを削除してしまったので、このプログラムを呼び出して設定することは出来なくなってしまったが、これらはBIOSの設定画面からも設定可能である。(起動時に「F2」キーを押し続けることでBIOS画面の呼び出しが可能。)
しかし、ワタシの経験では内蔵のコンパクトフラッシュからオリジナルのconfig.sysでpower.exeをロードすると、このBIOSの設定がいずれも「Disable」になってしまった。APMの仕様とpower.exeの関係についてよく分かっていないので、こういうことは当たり前なのかもしれないのだが、少しばかりハマってしまった点だった。そのため、現在は電源管理系のドライバはconfig.sysからはずしてある。
もうひとつ、オリジナルのメニューを利用しないことで少し困るのが、電池残量の表示がなくなることだった。
ワタシの入手したInterTopでは、config.sys内に「DOS画面用バッテリ残量表示ドライバ(DOSBATRY.SYS)」というオリジナルではコメントアウトされているエントリがあって、これを有効にすると画面の左下隅に電源状態がパーセント表示された。
通常、これをそのまま使うことで、たぶんまったく問題ないと思うのだけれど、ワタシはなんとなく左下隅という場所がイマイチ気に入らなかったことから、以前 ThinkPad220 で利用していたfuelgageというソフトを利用して、画面右上隅に表示されるようにした。
fuelgageは更新間隔のタイミングや表示場所を指定可能であるし、コマンドラインから常駐させるので、取り外しも可能である。電池残量は100%から20%きざみで表示される。
InterTopのバッテリはSony製のビデオカメラなどでも使われているのと同じカマボコ型のリチウムイオン充電池で、カタログスペック上では一回の充電で可能な利用時間は2.5〜3時間ということになっている。が、いろいろ利用してみて、これは妥当かやや控え目な数字であるように思えた。(電池保持時間のカタログスペック上の数値が妥当か控え目な数字であるというのは、きわめて珍しいことであると思える。)
経験的には、東京ー大阪の新幹線内での連続使用(約2.5時間)でも電池残量は40%までしか低下しなかったし(途中、PHSカードをつかって2回ほどメールの送受信をおこなっている)、通勤の行き帰りで片道小一時間の利用であれば途中で充電の必要を感じることはない。
たしかに電池の継続時間は長いに越したことはないが、ワタシの日常の利用に対しては必要にして十分といったところだ。(そして、これは電源に限ったことではなく他の点でも言えることで、このマシンはいろいろな面でワタシの「必要にして十分」という条件を満たしたマシンになっている。ただし、条件を満たすためにいろいろな工夫が必要ではあるのだが。)