二〇〇五年 九月 三日(

旧暦 七月三十日 赤口
乙酉年 七月三十日

「大暴風」上下

ジョン バーンズ著 ハヤカワ文庫SF Amazon

かなりボリュームのある、それなりに重たい、つまり読み応えのあるSF。
もう何年も前に読んだので、細かい筋は忘れてしまっているが、カトリーナの惨状を見てこの本のことを思い出した。

この物語のキモは、タイトルの「大暴風」とはちょっと違うところにあったりするのだけど、話の中では、メタンハイドレートすなわち温室効果ガスの大放出によって、大暴風=巨大な台風やハリケーンが、頻繁に発生するようになる。

まあ、この話で起こるほど急激な温度上昇でないにしても、温室効果による地球表面の温度上昇は確実に進んでいるわけで、未曾有の被害を出したカトリーナが、単に数十年とか数百年に一度発生する大きなハリケーンというだけでなく、温暖化の影響によるハリケーンや台風などの熱帯低気圧の大型化のトレンドを示すシグナルである可能性も大きいのではないだろうか。
台風がヤマほど来る日本にとっても、対岸の火事ですまされる話ではない。

言い方は悪いけど、来年も同じようなハリケーンがきたらアメリカも京都議定書を批准してくれるかも知れない。

Posted by mura at 2005年9月 3日 00:26 | トラックバック
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