二〇〇五年 八月 十日(

旧暦 七月六日 赤口
乙酉年 七月初六日

「日本の歴史をよみなおす(全)」

網野 善彦 (著) ちくま学芸文庫
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なんだか、無闇に本を買っては読みつづけてるけど、読んだ端から忘れてる。ってわけで、ちょっとメモを残しておくために新しいカテゴリ。

既刊であった「日本の歴史をよみなおす」と「続・日本の歴史をよみなおす」を一つにまとめて文庫化したもの。

日本史が好きな人、歴史ものの本が好きな人なんかは、必ず読むべき一冊だと思う。

この書が出たのはもう10年も前のことのようなので、日本史が専門の学者さんなら、すでにここに書かれた内容は常識なのかもしれないけど、学校の教科書でしか日本史を勉強してない僕みたいな人間にとっては、ある意味日本の歴史観がガラガラっと変わるぐらいインパクトのある本。

「歴史は勝者の歴史」なんていわれて、「その事件の真相はこうだった」みたいな話はよくあるけど、この本で語られているのはそういう個別の問題ではなくて、現代の常識がそこに拠所を置いているような現在の日本人の基本的歴史観に転換を迫るような話。


これを読んでしまうと、歴史ものの本、時代劇は、すべて違う目で見直すことができるだろうし、「日本古来の・・・」とか、「日本人らしく・・・」みたいに昔からあたりまえと考えられていた(と、勝手にわれわれが思っている)たくさんのことが、実は最近作られた虚像であることがわかる。

Posted by mura at 2005年8月10日 15:37 | トラックバック
コメント

ある日突然「いい人」になったり、「強い人」になったりしないよねぇ。。。普通は。

Posted by: すゐんぐ at 2005年8月10日 21:54

なんていうのかな、権力が云々とかいうのともちょっと違って、たとえば「百姓」≠「農民」であるとか、日本は米を中心とした農業国じゃなかったとか。
近代、現代の歴史家とか社会学者が常識として理解していたことのなかにも、いろいろ誤解であったということみたいです。

こういう風に書くと、なんだかトンデモ本みたいだけど、この本の示唆するところは大きいですよ。 

Posted by: mura at 2005年8月10日 23:27
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