二〇〇四年 十月 十三日(

旧暦 八月三十日 先勝
甲申年 八月三十日

座・読書

このところ朝の通勤時によく聴くラジオ番組で、なんと大滝詠一御大の秋の夜長ダンスソングの名曲「座・読書」がかかった。
朝の8:30からラジオで座・読書。
すげぇ。すごすぎる。
イカすぜ、ニッポン放送!

思わず口ずさんで、スキップし出しそうになってしまった。

それはさておき、読書といえば文庫化されたばかりの北原亞以子の「蜩」。
文庫では慶次郎シリーズの一番新しいもの。

前作「峠」でも、まさにずっぱまり状態だったのだけど、あいかわらずどっぷり浸らせてくれる。
もう慶次郎そのほかの最初からの登場人物なんて、一人歩きしているどころか、すっかり物語世界の一部にとけ込んでしまっていて、変な話、彼ら抜きでも作品としてはいずれも成立するのではないかと思う。
それぐらい個々の作品はそれぞれに面白いのだけど、それらが集まってなんとなく一つの作品世界として濃厚な存在感というか世界観というか、独特の北原ワールドを醸し出すあたりが、慶次郎の舞台装置としての役割かとも感じさせる。

テレビドラマ化されて、高橋某の脂ぎった慶次郎に違和感を持った人は多いと思うが、逆にテレビではじめて慶次郎を知り、良くも悪くも慶次郎=高橋某の印象を刷り込まれた人は、(余計なお世話だとは思うが)絶対に原作を手にとって脂身の少ない慶次郎を堪能してもらいたいなぁ、と思う。

Posted by mura at 2004年10月13日 10:14 | トラックバック
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