二〇〇三年 九月 十日(

旧暦 八月十四日 先負
癸未年 八月十四日

突然の解任

9日、休養という名目でDragons山田監督の事実上の解任が発表された。
球団側は「若返り断行」というが、残り20試合、連敗で5位に転落したとはいえ、Aクラスまでは3.5ゲーム。ファンとしてはなんとも解せないタイミングでの発表であった。

すでに優勝が遠のき、Aクラスをかけての戦いにも波に乗れず連敗が続いていた頃から、来期山田監督なしとの観測はあったようだ。しかし、このタイミングでというのは、それほどフロント、スタッフ、選手の間に埋められない溝が出来てしまったということなのだろうか。

たしかに勝負の世界、結果が全てではあるけれども、その結果はファンのためのものであるということも忘れないでもらいたい。もちろん、ファンの中でも意見は分かれるかもしれないが、チームを外から見て山田監督がこの時期に辞任させられるというのは、どうも釈然としないのだ。

今シーズン、ここまでの成績でDragonsは60勝61敗で5位と確かによい成績ではないが、チーム防御率3.89で2位、失点514で2位(もちろん少ない方から)と、投手部門では首位阪神に次ぐ成績なのだ。それも、川上抜き、野口の大不調と先発投手の看板をそろえるのもままならない状況でだ。
成績が上がらなかったのは、本塁打数101で6位、打率.261で4位(読売と同率)と攻撃陣が振るわなかったことが原因であることは明らかだ。
監督である以上、トータルの結果として順位が下がれば、その責任を持たなければならないのかもしれないが、今年の場合、投手陣崩壊でどうにもならなくなりそうなところを、なんとか5分に近い勝率に持ってこれたのは、ずっとピッチングスタッフを見てきた山田監督であったからこそだろう。
当然、その投手陣崩壊を招いてしまったのも監督の責任と見る向きもあろうが、他球団に比べてベテラン勢の多いDragonsの投手陣にあって、そういう風に責任を持っていくのはどうかとも思う。

そんなわけで、1ファンとしての見方からすれば、監督解任ではなくて、攻撃力アップのための前向きのアクションが必要なのでは?と思えてしまうのだ。

しかし、コトはもう決してしまったこと。残念だが受け入れるしかない。

振り返ってみると、この2シーズンで山田監督は「星野中日」と戦ってきたように思えてならない。選手の個性がないわけではないが、以前のDragonsはどうしても「星野」を冠して呼ばれるというある種の呪縛がかかっていた。自らもその星野中日の一員であり、ともに戦ってきた選手達を指揮しながら、その呪縛を切り開いていくのはさぞ荷の重いことだったろうと思う。
昨シーズンから、福留を筆頭に井端、荒木などの選手をどんどん前面に押し出しながら、監督自身はあくまでカゲになろうとしていた気配は十分に見て取れた。マスコミへの露出も非常に少なかった。(きっとなじみの薄い記者やレポータはネタの取りにくい監督だったに違いない。)

来期どんな監督が来るか分からないが、けっして監督を看板にして戦うのではなく、いま若手〜中堅と呼ばれている選手達がDragonsという看板を背負っていくチームとなってもらいたい。そう、Dragonsといわれれば、まず選手の顔が思い浮かぶチームに。

Posted by mura at 2003年9月10日 11:27 | トラックバック
コメント

うーん、確かに釈然としないものがありますよね。。
とりあえず、今日明日はヤクルトが意地を見せますので、
明後日からはドラゴンズにも意地を見せてもらいたいです。
カープが負け続ければそれでも阪神の優勝が決まってしまいますが、
適当に釘を刺しておかないといけませんからね(笑)。

追伸。山田・中日は結局生で試合を観ることがありませんでした。
(もしかしたらTVですら観ていないかも…)

Posted by: kuro at 2003年9月10日 12:47
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